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手作りキャンバス [芸術]

本日は【絵画組成】のお勉強。
キャンバスに『にかわ』を塗るという作業をしました。『絵画組成』は本来はもっともっと科学的で、本当に細かいところからやることが多いんですが、今回は初歩的なにかわ塗りだけです。


湯煎で60℃ぐらいを保ちながらの作業です。

小さいサイズのキャンバスから徐々に大きくしていったのですが、9ヶ月ぶりのこの仕事。
見事に忘れておりました。
【すばやく・ムラ無く・リズム良く】のどれもが・・・。
0号、SM、3、4号、そして8号になってやっとこ勘を取り戻してきた感じです。


塗っては並べ、塗っては並べの繰り返し。

こうして単純作業していると色々な雑念が入り込んでくるんです。それに負けると、もうボロボロです。
しかしこのキャンバスがいつしか名画へなるんだと思うと、他では体験できない喜びを味わえます。
手作りのキャンバスに私はまだ中々手を出せませんが、描かれた作品を観ると雰囲気が全く違います!!塗り残しても市販のキャンバスに比べて非常に味わい深いですし、格調高い作品になりますね。

『絵画組成』はキャンバスを張るところから始めたり、もっと突き詰めればオイルを作り、それに顔料を混ぜ絵の具にするという課程もあるんです。
一つ一つの話を聞いただけで気が遠くなるような作業ですが、こうした作業の元に今も残された名画の数々があり、それを道しるべとして今の絵画も出来上がっているんだ、と歴史と研究の偉大さを感じます。
また、そうして一から作り上げているとまるで昔の工房にタイムスリップした気分になれそうです。


待ってろよ~、キャンバスちゃん!!名画にしてあげるからね~~!!


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